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レッセンス初のホワイトダイアル

オイル充填式時計に初のホワイトダイアル登場
 2010 年に創業したベルギーのブランド「レッセンス」は、世界で初めてオイル充填した画期的な機械式時計「Type3」の新作モデル『Type3W』を発表した。機械式時計の現状を打破しようと挑み続ける「レッセンス」は、新作『Type3W』でシリーズ初となるホワイトダイアルを採用。先行モデル『Type1』『Type2』同様、自社開発(特許取得済み)の独自の時計構成パーツユニット、レッセンス・オービタル・コンベックス・システム(ROCS)を搭載する。


同ユニットは、軌道に乗って互いを追いかけるように常にダイアルが動き続けることを可能にする機構で、その最大の目的は、時刻をより効果的な方法で伝えることにある。パネライ 時計 修理情報は、一枚の紙に書かれたかのように、すべて一つの面に表示され、より高い視認性を実現しました。針やダイアルが層状に重ねられることで、段差のある視界が作り出される従来の時計とは根本的に異なる。215 個のパーツで構成されるROCS に組み込まれた歯車は、自動巻ムーブメントの分表示の情報を基準にして、時、曜日、そして日付を表示する。
レッセンス『Type3W』
自動巻き。47石。Tiケース(直径44mm)。パワーリザーブ約36時間。30m防水。4,200,000円(税別)



粘性のある液体中で脱進機を正常に振動させるために、レッセンスは機械の部屋とオイル充填された部屋を分けて配置した、2チャンバー・システムを設計した。下部のチャンバーはカスタマイズされた自動巻ムーブメントが占有し、上部のチャンバーは密閉された空間で、35.7ml の油にROCS のディスプレイユニットが浸かっている状態になっている。2チャンバー・システムは、時計のムーブメントとROCS の間に直接の繋がりが無いことを意味する。そこで、この構造に適した手法として、磁気によるトランスミッションを用いて、モジュール同士をコネクトしている。マイクロサイズの磁石を、オイルが充填された上部のチャンバーと水分の無い下部のチャンバーに複数配置し、それぞれが引き合う力を利用。また、油の特性である温度による体積変動を相殺するため、時計の内部にはベローズと呼ばれる7 つの小さな鞴(ふいご)で構成されるシステムが搭載され、それぞれのベローズが油の体積変動に従って収縮する。


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